運用中 畜産の未来を見守るシステム開発ファンド
AIとIoTでSDGsに貢献。畜産農家様と牛の負担を同時に軽減
本匿名組合契約の名称 | 畜産の未来を見守るシステム開発ファンド |
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営業者 | ファーマーズサポート株式会社 |
取扱者 | 株式会社グローカル・クラウドファンディング (第二種金融商品取引業者 九州財務局長(金商)第20号) |
出資金募集最大総額(口数) | 12,000,000円 (1,200口) |
出資金募集最低総額 | - |
出資申込単位(1口あたり) | 10,000円/口 (内訳:出資金10,000円 ) (上限口数:499口) |
募集受付期間 | 2021年7月27日〜2022年5月31日 ※この期間中であっても、出資金額が出資募集最大総額に達した場合は、そのときをもちまして出資の募集を終了します。 ※営業者及び取扱者の判断により、募集期間終了前であっても募集を終了する場合があるほか、募集期間を延長することがあります。 |
会計期間開始日 | 2021年12月1日 |
会計期間終了日 | 2026年11月30日 |
分配比率 |
・リクープ前:
・リクープ後 (累計売上金額(税抜)が4,527,800,000円(税抜)以下の場合): リクープ売上金額(税抜)×2.00%÷1,200口×1口 +(リクープ後売上金額(税抜)-リクープ売上金額(税抜))×0.043%÷1,200口×1口
・リクープ後 (累計売上金額(税抜)が4,527,800,000円(税抜)を超える場合): リクープ売上金額(税抜)×2.00%÷1,200口×1口 +(4,527,800,000円(税抜)-リクープ売上金額(税抜))×0.043%÷1,200口×1口 +(リクープ後売上金額(税抜)-4,527,800,000円(税抜))×0.025%÷1,200口×1口
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分配方法 | 第4回決算日から90日以内に1回目の分配を行い、第5回決算日から90日以内に2回目の分配を行います。 ただし、1回目の分配日については、1口あたり分配金額の上限を12,500円とし、1口あたり分配金額が上限金額を超過した場合には、2回目の分配日に当該超過金額を加算して分配するものとします。 なお、会計期間開始日から第3回決算日までの間の売上金額も、分配金額の対象となります。 |
事業計画売上金額(税抜) | 4,527,800,000円 |
リクープ売上金額(税抜) | 600,000,000円 |
営業者の報酬 | 本匿名組合事業利益(※1)-匿名組合員の利益(※2)-取扱者の報酬 (※1)売上金額 - 事業費用 (※2)匿名組合員への分配金額 - 匿名組合出資金 |
決算日 |
第1回 2022年11月30日 第2回 2023年11月30日 第3回 2024年11月30日 第4回 2025年11月30日 第5回 2026年11月30日 |
報告日 | 決算日から60日以内 |
分配日 |
第4回決算日及び第5回決算日から90日以内 |
契約方法 |
匿名組合員になろうとする方は、取扱者のウェブサイトよりお申込みいただき、ウェブサイト上で、営業者と匿名組合契約を締結します。 なお、本契約は、出資者が出資金および取扱手数料の払込をすること及び取扱者が出資者の取引時確認(本人確認)をすることをもってその効力を生じます。 一度成立した本匿名組合契約については、一定の場合を除き、契約の取消、中途の契約解除ができませんので、十分ご検討の上お申し込みください。 |
決済方法 | (1)お振込み 以下の銀行へのお振込みが可能です。 お申込後、当社からお送りする確認のメールに記載の口座へお振込をお願い致します。 ・肥後銀行 ・鹿児島銀行 ・熊本第一信用金庫 ・熊本銀行 ・三菱UFJ銀行 ・みずほ銀行 ・三井住友銀行 ・PayPay銀行 (2)クレジットカード JCB、AMEX、DinersClubのクレジットカードがご利用可能です。 |
ファンド対象事業
本匿名組合契約の出資対象事業(本匿名組合事業)は、営業者が行うスマート畜産管理システム販売事業(分娩予兆検知システム及び発情行動検知システムに限ります。)のことであり、当該事業の売上金額に基づいて、損益の分配を行います。
資金使途
ファンド資金は、以下のとおり使用いたします。
事業計画
今後の事業計画は以下のとおりです。ただし、営業者及び取扱者は、本匿名組合事業の売上金額として、本事業計画の売上金額を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。
(1) 事業計画上の売上について
事業計画上の累計売上金額(税抜)、本匿名組合契約におけるリクープ売上金額(税抜)は下記のとおりです 。
(2)事業計画上の実現施策(運営の方針)について
営業者は設立4目の会社です。創業以来、畜産をはじめとした一次産業向けに、ICT・人工知能などを活用したシステムの研究開発及び提供並びにそれらに付随する業務を行い、実績を積み上げてきました。今後は以下の施策の実施を進めることで、事業計画の達成を図ります。
1 販売パートナーについて
パナソニック環境エンジニアリング株式会社と2021年4月1日より提携を開始し、販売・工事・保守までを一貫して、畜産農家様へご提供させていただく体制を構築しました。全国での販売を加速させていきます。
2 プロモーションについて
農家様に寄り添うことをコンセプトとしまして、MOOVIE(モービー)をブランドとして確立するため、業界誌(養牛の友、肉牛ジャーナル)への広告、農業WEEK畜産資材EXPOといったイベントへの参加などにより知名度の向上を図ります。
3 他社との差異化
営業者の製品は、農家の方の目と頭脳の代わりに、カメラ画像と人工知能により検出する仕組みです。分娩予兆検知においては、羊膜や尾の挙上や子牛の蹄などを検知するものです。画像として写るものであれば、例えば、画像に写っているカラスを検出して、鳥獣害対策を行うなどの応用も可能です。そのような開発も実施していくことで差異化を図ります。
また、営業者ではサポートとして、カメラがずれてしまっていないか、電源が落ちていないか、蜘蛛の巣が張ってカメラが見えなくなっていないかなどをお知らせすることも実施してきめ細かいアフターフォローで差異化を図ります。
分配計算式
匿名組合員への1口あたりの分配金額は、以下の計算式により算定いたします。なお、1口あたりの分配金に円未満の端数が生じた場合は、端数を切り捨てて算定いたします。
・リクープ前:
リクープ前売上金額(税抜)×2.00%÷1,200口×1口
・リクープ後:
(累計売上金額(税抜)が4,527,800,000円(税抜)以下の場合)
リクープ売上金額(税抜)×2.00%÷1,200口×1口
+(リクープ後売上金額(税抜)-リクープ売上金額(税抜))×0.043%÷1,200口×1口
・リクープ後:
(累計売上金額(税抜)が4,527,800,000円(税抜)を超える場合)
リクープ売上金額(税抜)×2.00%÷1,200口×1口
+(4,527,800,000円(税抜)-リクープ売上金額(税抜))×0.043%÷1,200口×1口
+(リクープ後売上金額(税抜)-4,527,800,000円(税抜))×0.025%÷1,200口×1口
金銭による分配金額のシミュレーション
本匿名組合契約における金銭による分配金額のシミュレーションは以下のとおりです。なお、シミュレーションの目的は、本匿名組合事業の売上に応じた分配金額を予想することにあります。したがって、売上を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。
(1口10,000円の出資の場合)
(注1)匿名組合員に対する出資1口あたり分配金額は、上記に記載の算出式に基づいて計算されます。
(注2) 表中の償還率は、次の算出式によって計算される全会計期間に係る1口あたり分配金額の合計額を基にした償還率であって、年率ではありません。1口10,000円の出資金に対し、1口分配金額が10,000円となる時点を償還率100%としています。
匿名組合員に対する出資金1口あたり分配金額/10,000円
(注3) 匿名組合員への損益の分配について、利益が生じた場合は当該利益の額に対して20.42%(復興特別所得税0.42%含む)の源泉税徴収が行われます。なお、将来税率が変更された場合には、変更後の税率により計算が行われます。また、利益とは出資者に対する分配金額が匿名組合出資金額を超過した場合における当該超過額をいいます。したがって、匿名組合員に対する分配が行われても、利益が生じるまでは源泉徴収は行われません。
匿名組合契約「畜産の未来を見守るシステム開発ファンド 」の締結については、以下のようなリスクがあります。
1. 債務超過のリスク
営業者は募集開始日の直前期における決算書上、債務超過ではありませんが、今後、債務超過に陥った場合には、次のような不利益を被るリスクがあります。まず、債務超過の営業者は新規の借入ができない可能性があります。また、取引先との取引継続に支障が生じる可能性があります。次に、債務超過は、営業者の破産、民事再生、会社更生又は特別清算等の各手続きの開始原因であり、営業者についてこれらの手続きの申立てがあると、本匿名組合契約は直ちに終了します。さらに、債務超過の場合、営業者の資産に対して債権者による仮差押命令が発令される可能性が高くなります。仮差押命令が発令された場合、取引先との取引に支障が生じたり、金融機関からの借入等に関して、期限の利益が喪失する等により、支払不能となり事業継続に支障をきたす可能性があります。また、仮差押命令が発令されると、本匿名組合契約は直ちに終了します。いずれの場合にも、出資金の全部が返還されないリスクがあります。
2. 営業者の倒産に関するリスク
今後の事業の状況如何によっては、営業者が支払不能に陥り、又は営業者に対して破産、会社更生、民事再生などの各種法的倒産手続きの申立てがなされる可能性等があり、これらに該当することとなった場合には、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生していたとしても、本匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、又は出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権をいいます。以下同じです。)には、何ら担保が付されていません。また、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。
3. 資金調達のリスク
営業者は本匿名組合事業の必要資金を本匿名組合契約による出資金でまかなう計画です。したがって、本匿名組合契約での資金調達が滞る場合、事業計画通りに本匿名組合事業を開始することができないリスク及び事業計画の売上規模が縮小するリスクがあります。なお、本匿名組合契約での資金調達の状況により、金融機関からの借入やリース契約等で資金調達を行い、本匿名組合事業を開始する可能性があります。
4. 経営陣の不測の事態に係るリスク
本匿名組合事業について、経営陣に不測の事態(病気・事故・犯罪に巻き込まれる等)が生じることにより、本匿名組合事業の運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対しまして、本匿名組合契約では各種保険等によるリスク・ヘッジを行いません。
5. 大地震・大津波等の自然災害のリスク
大きな地震や津波、台風等の自然災害等に起因する要因により、事業の継続に悪影響を及ぼすリスクがあります。
6. 風評被害によるリスク
伝染病、放射能汚染等その他の理由により、風評被害を受けるリスクがあります。
7. 許認可等に関するリスク
本匿名組合事業の実施にあたっては、関連する許認可が必要となる可能性があります。営業者が既に必要な許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後かかる許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。
8. 訴訟等に関するリスク
営業者の事業活動において、製造物責任、環境保全、労務問題、取引先等との見解の相違等により訴訟を提起される、又は訴訟を提起する場合があり、その動向によっては営業者の事業に悪影響を及ぼすリスクがあります。また、訴訟等が行われることにより、営業者の社会的信用等に悪影響を及ぼすリスクがあります。
9. 本匿名組合契約未成立のリスク
取扱者が営業者に対して出資金を送金する前に、本匿名組合契約が終了した場合、取扱者が営業者に対して出資金を送金する前に、申込者が同業者である等の理由により、営業者が当該申込者との間の本匿名組合契約の締結を拒否した場合本匿名組合契約は遡って未成立とみなします。この場合、既に支払われた出資金及び取扱手数料は速やかに返還しますが、利益の分配を受けることはできません。その際、当該出資金及び取扱手数料の返還にかかる振込手数料については申込者にご負担いただきます。
10. 生産に関するリスク
本匿名組合事業の商品の生産については、原料の調達状況、設備の稼働状況、不慮の事故、天災・伝染病その他の不可抗力等により、想定を大幅に下回る可能性があります。この場合、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。
11. 販売に関するリスク
本匿名組合事業で販売する商品については、営業者の判断の下で販売されますが、販売時の景気動向、市場の需給状況、天災・伝染病その他の不可抗力等により、予定単価及び予定量を大幅に下回る可能性があります。この場合、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。
12. 新商品に関するリスク
本匿名組合事業には新商品の生産及び販売が含まれます。当該新商品については、商品の研究開発スケジュールの進捗状況や研究過程における不慮の事故等により、開発が失敗に終わり、商品化できないリスクがあります。また、新商品の生産及び販売の体制構築、販路の拡大等に予想外のコストや時間を要する可能性があります。これらの結果、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。
13. 新規事業に関するリスク
本匿名組合事業には新規事業が含まれており、商品の安定的な確保、販路の獲得や販売体制の整備等の運営体制の構築に予想外のコストや時間を要する可能性があり、その結果、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。
14. 特典の進呈に関するリスク
営業者は匿名組合員に対し、特典の進呈を行うことを予定しておりますが、事情により特典の進呈を行うことができない、又は、変更するリスクがあります。
15. 事実の調査に関するリスク
取扱者が行う事実の調査は、取扱者独自の水準に基づき実施される調査であり、また、入手資料及び営業者への質問の回答について、すべて真実であることを前提としておりますが、事実の調査が誤るリスクがあります。また、取扱者の事実の調査に基づくファンド組成の判断は、匿名組合員への分配金額や出資金の返還を保証するものではなく、営業者の事業計画や、営業者が破産等しないことを保証するものではないことにくれぐれもご留意下さい。
出資金額に応じて、MOOVIE 購入時にキャッシュバック
キャッシュバックの金額:出資金額の 3%
(ゲートウェイ BOX1 台あたり最大 1 万 5 千円)
※特典は、営業者の都合により内容が変更される場合や実施ができなくなる場合もあることをご留意ください。
AIとIoTを活用し、日本の畜産業を支える。
ファーマーズサポート株式会社は、畜産農家様の苦労を理解し、日々の管理や心労が軽減されることを目指す会社です。
本ファンドで募集する資金は、AIカメラで子牛、肥育牛の見守りを実現する新システムの開発資金に使用します。
投資家の皆様には、分娩予兆検知システム「MOOVIE」と2021年秋に発売予定の発情行動検知システムの売上高の一部を分配させていただきます。
より効率的、より安全な見守りを実現するため、ご支援のほど、よろしくお願い致します。
■ご確認ください■
本ファンドは、ミュージックセキュリティーズ株式会社が取扱者として募集する「畜産の未来を見守るシステム開発ファンド2」と合わせて12,000,000円の募集を計画しております。2つのファンドの合計出資額が当該金額に達した場合、募集を終了いたします。
このため、本ファンドの「集まっている金額」は、2つのファンドの合計額となるよう随時情報を更新しております。
【本事業のSDGsへの貢献】
※SDGsの世界の食料問題「2.飢餓をゼロに」、「8.働きがいも経済成長も」におけるディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)、そして、「12.つくる責任 つかう責任」における持続可能な生産のパターンの確保へ貢献したいと考えております。
背景 | AI・IoTによる農業への貢献を目指し起業 |
プロセス | AIカメラによる分娩予兆の検出精度90%から95%を達成 |
新たな挑戦 | 更なる畜産農家様への貢献に向けて |
事業計画 | 本ファンドの事業計画について |
ビジョン | メッセージおよび今後のビジョン |
AI・IoTによる農業への貢献を目指し起業
農業人口は、平成7年の約414万人から減少を続け、令和2年には約136万人となり、24年間で約278万人が減少しています。
この社会問題を解決するためには、生産性向上が不可欠であると考え、AIやIoTなどの技術がお役に立てればという想いから会社を設立しました。
当社所在地の鹿児島県は、黒毛和牛の畜産が盛んであるため、まずは牛の畜産から事業を開始することを計画し、2015年から畜産農家様を訪問させていただき、お困りの点や何が改善すれば良いかなどをお尋ねして回りました。
その後、実験的にカメラを設置させていただき、AI分析を実施したところ、お役に立てるのではと確信し、2017年に会社を設立して本格的に開始いたしました。
AIカメラによる分娩予兆の検出精度90%から95%を達成
2015年当時、AIのディープラーニング技術を持っているところが少ない中で、早稲田大学・知能フレームワーク研究所様の協力を得て、研究開発をスタートしました。
また、AIによる画像検知精度を向上させるには、牛の画像データが大量に必要なため、2019年から鹿児島での協力農家様を集める取り組みを開始し、様々な方のご紹介により、20軒の農家様の協力を得ることができました。
鹿児島以外でも販売パートナーのパナソニック環境エンジニアリング様のご協力により、北海道、佐賀、熊本の農家様でのモニター試験も実施いたしました。
牛の分娩予兆に関して、技術と大量の画像データを収集し、AIの検出精度80%までは比較的早く達していたのですが、製品としての完成度を高めるため、牛の画像データの分析を行い、AIの学習方法を工夫したり、実証での問題点をクリアしていくことにより、検出精度90%から95%まで高め、商品化に成功しました。
<実証実験にご協力いただいた畜産農家様>
畜産農家様の作業負担と牛が感じるストレスをまとめて軽減する
当社が開発したスマート畜産管理システムの特徴は、畜産農家様の負担軽減とアニマルウェルフェアの共存です。
AIカメラによる遠隔での分娩・発情行動の管理を可能とし、牛にセンサーや器具などの設置を必要としないことから、畜産農家様だけでなく牛にも優しいシステムです。
これにより、畜産農家様が普段実施されている牛への器具の設置や定期的な見回り業務が解消できること、また器具を設置することで発生が見込まれる牛のストレス解消にもつながると考えています。
牛の分娩予兆をAIカメラにより非接触で管理する
2021年4月より販売を開始した商品は、新時代のスマート畜産管理システム「MOOVIE(モービー)」です。
「MOOVIE(モービー)」は、AI・IPカメラを活用し、取得した母牛の画像情報を人工知能で解析し、分娩予兆を検出すると、スマートフォンのアプリケーションに通知をおこなうシステムです。
分娩予兆のお知らせが来たら、リアルタイムの動画や過去の動画を見て、状況を遠隔で確認できます。
現在、分娩予兆の判定は、1頭が対象ですが、来春には、牛群の中での検出も可能なシステムも販売を予定しております。
牛の発情行動をAIカメラにより非接触で検知する
2021年秋頃より、新たなスマート畜産管理システムの販売も予定しています。
当該システムは、AI・IPカメラを活用して牛群(約20頭)の中で牛の発情行動を検知し、スマートフォンのアプリケーションに通知をおこなうシステムです。
更なる畜産農家様への貢献に向けて
当社は、新たに子牛見守りシステムと肥育牛見守りシステムの開発を計画しています。
分娩予兆、発情行動の検知システムと同様に、牛への器具の設置や定期的な見回り業務が解消できること、また器具を設置することで発生が見込まれる牛のストレス解消にもつながると考えています。
子牛の見守りシステムを開発する理由について
子牛は体調を崩しやすく、死亡率が高いため、畜産農家の皆様が大変気を遣って育てていらっしゃいます。
子牛の直腸体温を計測したり、頻繁に見回りをしたり、労力がかかり、心労が溜まっておられます。
そのような負担を解消するため、非接触でサーモグラフィカメラを活用した体温測定、体調不良の検出、駆け付け通知といった子牛見守りシステムを開発することを計画しております。
子牛の管理の心労や労力を削減でき、24時間365日AIが監視することで、早期発見に繋がり、子牛の重症化や死亡率の低減を図る効果が期待されます。
肥育牛の見守りシステムの開発理由について
肥育牛は、体重を極限まで増やすことが重要であるため、一度転倒すると自分では起き上がれなかったり、トラブルが起きると大きな損失になりかねない状況です。
そのため、カメラを活用し、非接触で肥育牛の転倒や様子がおかしい場合に駆け付け通知をするといった肥育牛見守りシステムを開発することを計画しております。
肥育牛の転倒の早期発見や個体状況がおかしい場合(例:口蹄疫にかかった場合)の早期発見といったリスク低減につながる効果が期待されます。
本ファンドの事業計画について
1.資金使途
本ファンドで募集した資金は、子牛・肥育牛の見守りシステムの研究開発資金として使用されます。
2.売上計画
本ファンドの対象事業は、スマート畜産管理システム販売事業(分娩予兆検知システム及び発情行動検知システムに限ります。)です。
なお、発情行動検知システムにつきましては、2021年秋からの販売を予定しております。
売上計画において対象とする農家は、10頭以上を飼養されている肉牛の畜産農家様を想定しています。
3.販売予定価格について
分娩予兆検知システム「MOOVIE」
(監視カメラ1台(IPカメラ)とゲートウェイB O XとLED照明のセット)
導入費用:50万円〜60万円程度
ランニング費用:月額1万数千円程度
発情行動検知システム
(繁殖房(母牛20頭程度)当たり1セット)
2021年秋頃の販売を予定しております。
※オープン価格のため、実際の価格とは異なる場合があることをご了承ください。
4.売上計画達成に向けた施策
(1)販売パートナーについて
パナソニック環境エンジニアリング株式会社と2021年4月1日より提携を開始し、畜産農家様へご提供させていただく体制を構築しました。全国での販売を加速させていきます。
(2)プロモーションについて
「農家様に寄り添うこと」をコンセプトにMOOVIE(モービー)をブランドとして確立するため、業界誌(養牛の友、肉牛ジャーナル)への広告、農業WEEK畜産資材EXPOといったイベントへの参加などにより知名度の向上を図ります。
(3)他社との差異化
当社の製品は、農家の方の目と頭脳の代わりに、カメラ画像と人工知能により検出する仕組みです。
分娩予兆検知においては、羊膜や尾の挙上や子牛の蹄などを検知するものです。画像として写るものであれば、例えば、画像に写っているカラスを検出して、鳥獣害対策を行うなどの応用も可能です。
また、アフターフォローとして、カメラがずれていないか、電源が落ちていないか、蜘蛛の巣などでカメラが見えなくなっていないかなどきめ細かい対応により、差異化を図ります。
メッセージおよび今後のビジョン
日本の食料自給率の向上や世界的な人口爆発での食料問題といった社会課題は今後ますます深刻になっていくことが予想されます。
農業の生産性向上のために、農業の知見・経験をAIに取り込ませていただき、心労・労力の軽減と一人当たりの生産量の増加に寄与するとともに、これから農業を始められる新規就農者の方が通常では何年もかかって習得する知見・経験をAIを活用して、早く習得することに寄与したいと考えております。
将棋や囲碁でもAIは人に勝てるようになりましたが、AIの打つ手を研究することにより人もより強くなっています。
AIは人の気付かないことに気付けることができるようになりました。
人は一を聞いて十を知ると言いますが、AIは数万・数十万・数百万を聞いて十一を知るというものです。
たったの一ですが、大きな進歩をもたらす可能性があります。この可能性を農業分野にも生かしていきたいと考えております。
是非とも出資のご検討よろしくお願いいたします。
ファーマーズサポート株式会社
代表取締役 春日良一
投資家特典について
分娩予兆検知システム「MOOVIE」購入時に出資金額に応じたキャッシュバックを実施いたします。
※出資金額の3%(ゲートウェイBOX1台あたり最大1万5千円)
【営業者】
本匿名組合の事業を行う営業者の概要は、次のとおりです。(2021年6月30日現在)
【取扱者】
本匿名組合契約の出資募集および契約締結の取扱い、本匿名組合契約の管理運営、匿名組合員へのIR業務等を委託する会社の概要は、次の通りです。(2021年6月30日現在)
- 2021年11月5日 16:00「MOOVIE 発情検知システム」開発のお知らせ
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この度、ファーマーズサポート株式会社は、牛にも人にも優しいスマート畜産システム「MOOVIE(モービー)」において、非接触型の「発情検知システム」を開発いたしました。
人工知能が牛の発情(乗駕行動)を検知すると、スマホ・タブレットのMOOVIEアプリに通知が届きます。
牛の受胎率が年々低下している中、乗駕行動の見地により、発情の見逃しの低減、受胎率の向上、労力の軽減に寄与いたします。
詳細につきましては、以下のプレスリリース・資料をご覧くださいませ。
発情検知プレスリリースダウンロード
MOOVIE発情検知資料ダウンロード
なお、MOOVIE発情検知システムでは、先月9月21日付で技術支援等の提携をお知らせいたしました、パナソニックi-PROセンシングソリューションズ株式会社様のAIプロセッサー搭載ネットワークカメラ「WV-S1536LUX」を使用しています。
<参考> 屋外ハウジング一体カメラ WV-S1536LUX -パナソニックi-PROセンシングソリューションズ株式会社
ファーマーズサポート株式会社は今後も、農家の皆様が抱える様々なご苦労に対し、システムを活用した最適なソリューションを提供してまいります。
- forum出資者コメント
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熊本県 2022.1.6応援しています!神奈川県 2021.12.22意義ある事業だと思いますので応援します。神奈川県 2021.12.19意義のある事業だと思います。応援しています。熊本県 2021.11.18応援してます。頑張って事業を成し遂げてください。福岡県 2021.11.8酪農とAIを同時に応援出来て面白いです。熊本県 2021.8.10とても夢のあるプロジェクトだと思います。微力ですが支援させて頂きます。
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