だれも知らない「不知火」現象を科学する

~宇土高等学校科学部地学班が幻の「不知火」観測に挑みます~

集まっている金額
639,000円
現在
127 %
目標金額500,000円
募集期間2024年7月23日
~2024年9月30日
参加人数54人
オーナー熊本県立宇土高等学校科学部地学班

活動報告

探究Award 【高校】科学部地学班 クラファン、始めました!!
【高校】科学部地学班 サイエンスインターハイ@sojoに参加!
サイエンスインターハイ@sojoに参加!
ぎふ総文にてトップバッターで研究発表!!
総文の巡検会で、岐阜の世界的な化石や地質を観察!
サイエンスインターハイで入賞!!
SSHの全国大会で「奨励賞」を受賞!
新チームでマリンチャレンジに出場!
来月の不知火観測が新聞掲載!クラファン好調♪
「不知火」研究がニュースマガジンに掲載!【お知らせ】
不知火観測に向け漁協と打合せ!鏡漁協と海保も。
講師は高校生!中央高齢者大学で語る♪
クラファン、目標額に到達!!
幻の現象「不知火」の観測、予定通り実施! 
八朔の観測結果の速報【NHK熊本での放送】
令和6年八朔(9月2-3日)での不知火観測に関する報道

 

ご挨拶

私たちは、熊本県立宇土高等学校 科学部地学班です。
 
この夏、日本書紀にも登場する八代海(不知火海)でしか確認されていない、貴重な「不知火」現象の調査・研究の充実のため、皆様のご支援を頂きたくクラウドファンディングに挑戦します。
 
謎の多い「不知火」現象を見てみたい!という好奇心から2018年より研究を始めて以来、複数の学会や科学系コンテストにて高い評価を得てきた「不知火」現象の調査・研究を、是非応援してください。
 
※これまで、数々のメディアに取材をしていただきました。

▶朝日新聞デジタル(2023年7月28日)
海に現れる謎の光「不知火」 高校生がメカニズムを研究、再現に挑む
 
▶朝日新聞デジタル(2023年10月20日)
神秘の海の光「不知火」、再現実験に成功 高校科学部で研究6年
 
▶毎日新聞(2023年12月1日)
熊本の怪火「不知火」、模型で鮮明再現 地元高校生、次は海上で
 

これまでの研究に対する主な実績

主な受賞歴
・第72回熊本県高等学校生徒理科研究発表会地学部門「最優秀賞」
・第20回日本地質学会ジュニアセッション「優秀賞」(最上位賞、3件/17件)
・第73回熊本県高等学校生徒理科研究発表会地学部門「最優秀賞」
・第82回熊本県科学研究物展示会(科学展)「熊本県知事賞(県1位)」
・令和5年度第47回全国高等学校総合文化祭(2023かごしま総文)「自然科学部門」ポスター(パネル)発表「文化庁長官賞(全国2位)」
・第21回日本地質学会ジュニアセッション「優秀賞」(最上位賞 7/25件中)
・海の宝アカデミックコンテスト2023 全国大会(頂上コンテスト)マリン・サイエンス部門
・海と日本PROJECT- 「りゅうぐうのつかい賞(優秀賞、2位相当)」
・令和5年度第74回熊本県高等学校生徒理科研究発表会サイエンスコンテスト地学部門「最優秀賞」
・令和5年度九州高等学校生徒理科研究発表大会熊本大会ポスター(パネル)部門「最優秀賞」
・第20回日本物理学会Jr.セッション(2024)「最優秀賞」、「リガク大賞」
・日本地球惑星科学連合2024年大会高校生によるポスター発表「優秀賞(全国2位)」
・2024年度第14回サイエンスインターハイ@SOJOコンペティション部門(発表分野:物理)「銀賞」
・令和6年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会「奨励賞」(地学部門で全国2位)


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<R5年度第47回全国高等学校総合文化祭 文化庁長官賞(全国2位)>
 

実現したいこと

このプロジェクトで実現したいことは、貴重な「不知火」現象の調査・研究の充実と、外部団体の協力を得ることです。
 
  • 不知火の謎を解明したい!
  • 人工的に漁火(いさりび)を出してもらい、現代の不知火を撮影したい!!
 
具体的には、調査・研究機器の購入(高画質デジタルカメラ、当日の気象観測機器、不知火現象再現のための光源等)と、深夜に船を出し不知火現象再現に御協力頂く地域の「漁業協同組合」の皆さまへの謝礼をお支払いしたいと考えています。
 
/data/ec/646/漁業協同組合への協力依頼.JPG<漁業協同組合への協力依頼>
   

「不知火(しらぬい)」現象とは・・

「不知火」現象とは、不知火海で八朔の晩(旧暦の8月1日)に、暗い水平線の上に、謎の光が横方向に連なって、ゆらゆらとついたり消えたりする、神秘的な現象です。

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<知らない現象(不知火現象)を科学する6より抜粋>
 
この現象が「不知火」と呼ばれる由来は、奈良時代に成立した日本で最も古い歴史書の一つ「日本書紀」の巻第七 景行天皇(十八年五月-七月)に記されています。
 
~(要約)景行天皇が葦北から船を出され、日が暮れたため、目的地として目指された火が正体不明「人の火に非ず」と記された~
 
不知火が発生する原因は、科学的には未解明であり、誰もよくわかっていません。
 
不知火の研究者は戦後2人ほどいたと言われていますが、その後40年以上研究もされず、人々の関心も低くなっています。
 

これまでの研究について(わかったこと、できたこと)


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疑問1:今、「不知火」現象は見られるのか?
6年間で計23回に及ぶ夜通しでの野外観測の結果、一度も「不知火」は観測できませんでした。しかしながら、見える光源の数が、縦に0→1→2と時間変化する不思議な現象を確認することができました。 

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<知らない現象(不知火現象)を科学する6より抜粋>
 
疑問2:観測した不思議な現象の原理は?
 八朔時に観測した不思議な現象は、不知火海の大きな潮位変化によって起こる夜間の「下位蜃気楼」だと科学的に説明できました。
下位蜃気楼とは、海の上に島が浮いて見える「浮島」として知られている現象で、全国各地で観測されています。

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不知火は光が左右に並ぶ「側方蜃気楼」という蜃気楼であるため、この観測で見られた不思議な現象は不知火ではないことが分かりました。

よって、1990年代以降、不知火は観測されていません。
 
疑問3:室内で不知火の再現はできるのか?
学校で、ヒーターや扇風機などで再現実験を試みました。

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<再現実験の様子>
 
ヒーターで熱すると光源が横方向に分かれる「側方蜃気楼」が見られ、さらに扇風機で微風を吹かせると、それらが伸縮する「不知火」の再現に成功しました。

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「不知火」の再現に成功し、鮮明な写真や動画を撮影できたのは世界初のことです。
2024年6月8日には、NHK BS「すごい空見せます!劇的気象ミュージアム(3)」という番組に、科学部地学班が出演しました。
 

メッセージ

現在、「不知火」現象が見られなくなった理由として、以下の4つの原因が考えられます。
 
① 江戸時代から始まった干拓で干潟が減った。
② 昔と比べて八朔の時期の雨が増えた。
③ 海に注ぐ河川水の水温が上昇した。
④ 深夜に漁火をともす漁船がなくなった。
 
上記中で④が最大の原因であると考えており、再現実験に加え、光路シミュレーションにも挑戦しました。
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シミュレーションによると、現在は、対岸の街明かりが見えていますが、高さの低い漁火であれば、蜃気楼が起こりやすいことが分かってきました。

現代でも、漁火があれば、不知火をみることができるかもしれません
 
今年(令和6年)不知火が見られるとされる八朔は9月2日(月)

 
2学期始業式があるこの日の晩、漁協の皆様に漁火を出していただき、不知火の観測に挑みます!
 
また、この日は、不知火海の火まつりが実施され、不知火の観望所として知られる永尾剣(えいのおつるぎ)神社は、多くの参拝者でにぎわうことでしょう。
 
多くの参拝者や皆さんと一緒に、現代の不知火を見て、記録を残すとともに、感動を共有できたらと思います。
 
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支援コースおよびお礼の品について

今回のプロジェクトでは、支援金額に応じた7種類のコースをご準備致しました。

募集終了後に、ご支援金額に応じた永尾剣神社に関連するお礼の品をお届け致します。
 
1,000円コース、3,000円コース
・生徒からのお礼状
・発表要旨集
 
5,000円コース
・生徒からのお礼状
・発表要旨集
・わだつみさま
・永尾剣神社の御朱印

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10,000円コース
・生徒からのお礼状
・発表要旨集
・わだつみさま
・永尾剣神社の御朱印
・エイパイ5枚(洋菓子店「亜湖の木」販売)

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30,000円コース
・生徒からのお礼状
・発表要旨集
・わだつみさま
・永尾剣神社の御朱印、お守り、絵馬
・エイパイ10枚(洋菓子店「亜湖の木」販売)

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50,000円コース
・生徒からのお礼状
・発表要旨集
・わだつみさま
・永尾剣神社の御朱印、お守り、絵馬
・エイパイ15枚(洋菓子店「亜湖の木」販売)

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100,000円コース
・生徒からのお礼状
・発表要旨集
・わだつみさま
・永尾剣神社の御朱印、お守り、絵馬
・エイパイ20枚(洋菓子店「亜湖の木」販売)

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お礼の品のお届け時期などは、募集終了後にあらためてご連絡致します。
 

熊本県立宇土高等学校について

本校は,急速に進展する国際社会に対応しうる語学力を養うために,海外派遣研修プログラムを柱とした「グローバルリーダー育成プロジェクト」を2012年度にスタートさせ,毎年多くの生徒を海外へ派遣し,語学力アップに努めています。

2013年度からは,将来の国際的な科学技術の人材育成を柱とした「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定を受け,理数分野に関して強い学習意欲を持つ生徒の意欲・能力を更に伸ばしています。

熊本県立宇土中学校・宇土高等学校は,様々なプロジェクトで活動を広げ,文武両道を実現できる人材,グローバルに活躍できる人材の育成を掲げ,頑張る生徒を全力で応援します!  

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募集方式について
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
 
プロジェクトへの寄附について
本プロジェクトへのご寄附は、税制上の優遇措置の対象ではありません。
2024年8月30日 15:00「目標金額達成のお礼」と「不知火観測」について

ご支援頂いた皆様へお礼

この度は、クラウドファンディングプロジェクト「だれも知らない「不知火」現象を科学する」に過分なるご支援を頂戴し、誠にありがとうございました。
 
おかげ様で目標金額である50万円に到達することができました。

宇土高等学校科学部地学班メンバー一同、大変感謝しております。

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募集期間は、9月30日まで残っております。今後も持続的な質の高い活動が行えるよう、ご支援を呼びかけさせていただきたいと思います。
 
宇土高等学校科学部地学班は、引き続き皆様からのご支援を糧に活動を精一杯頑張って参ります。

活動の状況などは、宇土高校のホームページなどで発信していきます。是非、ご覧いただけますと幸いです。

「不知火観測」について

また、いよいよ9月2日(月)八朔の日に永尾剣(えいのおつるぎ)神社にて不知火の観測に挑みます。

当日は、神社の境内に行くと先生や生徒が観測を行っています。

お時間がございましたら、自由に見学または一緒に観測していただけますと幸いです。
 
当日は、近隣で18:00~21:30まで不知火・海の日祭りが開催されており、18:05から宇土高校科学部地学班による発表が予定されています。

また、20:30~21:00の時間で花火も上がる予定です。

そのため、祭りの開催時間中は、渋滞や駐車が難しいことも想定されることにご留意ください。
 
<観測について>
場所 宇城市不知火町 永尾剣神社
日時 9月2日(月) 21時~翌3時すぎ (船で漁火を出しての観測は24時~翌3時予定)
※ 天候が悪い場合は、前後1日ずらして観測を行う。


台風が去り、天候自体は良いのではないかと考えておりますが、海の状況等を含めて最終決定致します。

海の火祭りや当日の観測に関する計画をブログにアップしますので、最新情報は、こちらのブログからご確認下さい。
ブログ | |UTO| 熊本県立宇土中学校•宇土高等学校 (uto-sh.com)
 

これからも宇土高校ならびに科学部地学班をよろしくお願い致します。
 

2024年8月17日 17:00毎日新聞様に掲載して頂きました


毎日新聞様に掲載して頂きました(2024.8.17)


八代海・不知火再現なるか 来月 地元漁協の協力で漁り火観測 宇土高科学部が計画 /熊本

熊本県の八代海(不知火(しらぬい)海)で夏の夜に現れる怪火「不知火現象」。海上で漁(いさ)り火などの光が横に連なって見える珍しい現象で、近年はほとんど見られていない。6年前から調査・研究を続けてきた県立宇土(うと)高校科学部地学班は9月、地元漁協の協力で実際に「漁り火」を船上にともしてもらい、観測することを計画している。現代の不知火を目にすることはできるのか。

詳細は、毎日新聞のサイトからご確認頂けます。
https://mainichi.jp/articles/20240817/ddl/k43/040/182000c
 

2024年7月23日 10:00チラシができました!

プロジェクト専用のチラシが完成しました!


チラシはこちらからご覧ください。
たくさんの方にご覧いただければ幸いです。

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2024年7月23日 09:00募集開始のお知らせ

募集開始のお知らせ

私たちは、熊本県立宇土高等学校 科学部地学班です。
 


この夏、日本書紀にも登場する八代海(不知火海)でしか確認されていない、貴重な「不知火」現象の調査・研究の充実のため、皆様のご支援を頂きたくクラウドファンディングに挑戦します。

謎の多い「不知火」現象を見てみたい!という好奇心から2018年より研究を始めて以来、複数の学会や科学系コンテストにて高い評価を得てきた「不知火」現象の調査・研究を、是非応援してください。

2024/09/04 熊本県
ワクワクする研究これからも頑張ってください!八代から応援しています!
2024/09/04 埼玉県
朝日新聞、NHKなど拝見しました。とても興味を惹かれます。少額ながら応援いたします。
2024/09/04 東京都
世界的に見ても貴重な財産となると思いますので、これからも調査・研究を応援しています!
2024/09/03 千葉県
素晴らしい試みです。事前に知りたかった。是非継続してください。
2024/09/02 熊本県
応援しています。
2024/08/30 熊本県
素晴らしい取組ですね 応援してます!
2024/08/28 熊本県
新聞報道なども拝見いたしました。 素晴らしい取組だと思います! 頑張ってください!
2024/08/28 熊本県
頑張ってください
2024/08/28 熊本県
応援しています
2024/08/27 熊本県
成功を祈念します!
2024/08/27 熊本県
景行天皇のみた光景を是非再現してください。
2024/08/24 熊本県
古事記・日本書紀にある不知火の火の復活プロジェクト…ワクワクします。頑張って下さい。
2024/08/22 福岡県
成功をお祈りします
2024/08/22 大分県
私の郷里は松合、後輩諸君のご活躍をお祈りします。
2024/08/19 福岡県
これまでの地道な研究が実を結ぶことを願っています。応援しています。
2024/08/17 熊本県
素敵なプロジェクトだと思います。頑張ってください!
2024/08/09 熊本県
昔不知火を見ました!不知火再現頑張ってください。 私も娘も宇土高卒です。応援しています!!
2024/08/09 熊本県
頑張ってください。
2024/08/05 熊本県
地元の方々の協力を得ながらずっと観測を続けている姿を応援しています。
2024/08/02 熊本県
調査、研究成果を楽しみにしています。
2024/07/31 熊本県
応援してます^ ^
2024/07/31 熊本県
調査結果を楽しみにしています。頑張ってください!
2024/07/27 熊本県
微力ながら、応援しています!
2024/07/27 熊本県
がんばってください!!
2024/07/27 北海道
九州・日本を代表する不思議現象なので、ぜひ今後も多角的な研究を続けてください!応援しています♪
2024/07/26 熊本県
9月2日の観測、天気が味方してくれるといいですね。とても楽しみにしています。
2024/07/25 熊本県
応援してます。
2024/07/25 北海道
不知火の解明に期待しています。研究を楽しんでください。
2024/07/25 熊本県
体調に気をつけて心も体も元気で、みんなで仲良く研究頑張ってください
2024/07/23 熊本県
観測できますように! 応援しています。
2024/07/23 熊本県
応援しています!
2024/07/23 熊本県
高校生とは思えないすごい研究。後輩たちに引き継ぎ、ずっと続けて下さい。
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