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活動報告2021年3月10日 10:00
「ずっとそばにいるよ」ボランティアを通して伝えたいことー九州学院高校ボランティア部の声
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この度は当ページをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は豪雨災害後よりボランティア活動に継続して参加する九州学院高校の生徒の声をご紹介します。
学生だからこそ出来る、子どもたちの心に寄り添う支援
―自己紹介をお願いします。
「こんにちは。九州学院高校ボランティア部です。
私たちは令和2年7月熊本県南豪雨災害を受けて、こちらの事業団の方と協働してボランティアを行っています。災害支援のボランティアというとがれきの撤去や泥だしなどの肉体的なボランティアをイメージされる方が多いと思いますが、私たちは“子どもたちの心に寄り添う支援”を主に行っています。
災害が発生してすぐの頃は実際にがれきの撤去などをお手伝いしたこともありました。しかし高校生で女性が多い私たちのチームでは力の面でお手伝い出来る内容に限界があるなと感じていたところ、熊本私学教育支援事業団より声を掛けていただいて、この活動を知りました。
学生の私たちだからこそ出来る、子ども同士、居場所を作るような活動を意識して行っています。」
学習支援から遊びまで全力で!ボランティアの1日
―ボランティアの1日について教えてください。
「今回コロナ禍ということもあり、ボランティアを行うに当たっては事業団の方に事前に当日の工程や現地の方との打ち合わせ、バスの手配など行っていただきます。
日程、実施内容が確定次第、ボランティア参加者を募り、当日は皆で一緒に大型バスで現地に向かいます。現地到着後は活動場所であるお寺や学校へ伺い、準備をはじめます。
子どもたちが集まってきてからは子どもが持ってきたドリルや宿題に合わせて、勉強をスタート。
子どもによって状況が異なるので、1対1や最大でも1対3でじっくり対話をしながら指導していきます。
課題が終わったら、また皆でごはんの準備をしてお昼ごはんをいただきます。
そしたら子どもたちが待ちに待った遊びの時間。
子どもたちは疲れ知らずで最後まで本当に元気いっぱいなんです(笑)
夕方には片付けをして、またバスで市内に戻ります。
最後に子どもたちがバスを見送ってくれるのですが、その時の笑顔を見ると
『あー今日も来てよかったなぁ。』と嬉しくなりますね。」
被災地の子どもというフィルターを外して見えた現地の子どもの気持ち
―目に見えない”心に寄り添う支援”、難しいことも多いのでは?
「ニュースで被害の大きさを感じていたので、実際に現地に行くまではとても緊張していました。
でも実際に行ってみると子どもたちはすごく元気で、反対に元気をもらうくらいでした。
ただ本当に行ってみないとわからないことというのは多くて。
向こうの子どもたちが災害に対してどう思っているのか、想像はしていくんですけど、
勝手にこっちで〈災害があって落ち込んでいるんじゃないか〉と思って接しようとすると、
そうではないんですよね。そこがすごく難しくて。
だからこそ、こちらの想像と現地の子どもたちの間にある温度差にいち早く気付いて対応するのが大切だなって学びました。
被災地の子どもという目線じゃなくて、ひとりの子どもとしてふつうに接することの大切さを実感しました。」
「ずっとそばにいるよ」を伝える支援の形
「被災地の支援って、町の土砂が撤去されたり町として形を取り戻したり、
復興に向かっていくと当事者以外はよかったね、
支援も終わりで大丈夫だねってなってしまいがちだと思うんですけど、
子どもたちの心って建物じゃないから、なおったら終わりってわけではなくって、
災害で傷ついた気持ちはいつまでも心のどこかに残るものだと思うんです。
だから私たちは忘れていないよ、そばにいるよっていうのを伝える必要があって、
私たちは学習支援ボランティアを通じて長期的にそれを伝え続けていく必要があるんじゃないかなと思って活動しています。
ひとりひとりが出来る支援を続けていく
「ボランティアは行く前まではハードルを感じることもあるけど、実際に行ってみるとやりがいを感じられて今後も行きたいとなってくれる人も多いんです。まずは皆気軽に行こうとなってくれると嬉しいです。特に自分は体力的にボランティアは難しいかなと思っている人にもいろいろな方法で役立つことが出来るんだよというのを知ってもらえると嬉しいですね。
私たちはまだまだ現地の子どもたちに寄り添って、一緒に復興に向けて歩んでいきたいと思っています。
今回、クラウドファンディングを通して、私たちの活動をご支援いただく皆様、
本当にありがとうございます!!
みんなで力を合わせて頑張りますので、応援よろしくお願いします!」
引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。
ボランティア活動へのご参加については、熊本私学教育支援事業団HPまでご連絡をお願いいたします。
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